「やさしい鉄道工学講座」

今年度も、電力システム研究室主催にて「やさしい鉄道工学講座」を開催する運びとなりました。本講座では、鉄道に関する知識を工学的な観点から、専門外の方にも分かりやすく解説します。鉄道に関心のある全ても方に楽しんでいただけるよう、具体的な事例を交えて鉄道工学の魅力をお伝えします。

オムニバス形式で以下の3つのテーマを予定しております。

・「鉄道の運転に関わる指令システムの変遷と現代のシステム構成」

・「小坂鉄道保存会による寝台特急あけぼの号車両保存活動と行動指針【魅せ鉄】について」

・「鉄道車両の運用について」

■開催内容

(1) 日時:2025年11月15日(土) 13:30~17:00,13:00受付開始

(2) 場所:芝浦工業大学豊洲キャンパス 有元史郎記念校友会館
  ・アクセスは 豊洲キャンパス|芝浦工業大学 参照
  ・1階レストラン (銀座シシリア,Segafredo) 付近にてお待ちください。
  ・受付開始時刻になりましたら案内します。

(3) 参加費:2000円,現金にて当日徴収します。資料を配布します。

(4) 申し込み方法:下記にてお申し込みのうえ,直接ご来場ください。
   申し込み方法:下記にてお申し込みのうえ,直接ご来場ください。
   やさしい鉄道工学講座 参加申込みフォーム (申込締切期限は2025年11月8日(土))

(5) キャンセル方法:下記にてお知らせください。
   やさしい鉄道工学講座 キャンセルフォーム 

(6) 対象年齢:高校生以上を想定していますが、中学生以下の方も参加可能です。

(7) 問い合わせ先: 下記の問い合わせフォームからお願いします。
   Power system Lab (Fujita)

やむを得ない事情により中止とする場合があります。
その場合は申し込みの際に登録いただいたメールアドレスにご連絡します

     llllllll             第1講
「鉄道の運転に関わる指令システムの変遷と現代のシステム構成」
川嶋海晴・小池玲央 (芝浦工業大学鉄道研究会)

現代の鉄道は、信号機・分岐器・案内装置など様々なシステムが密に結合することによって構成されている。本講演ではそれらの動作や関連する装置を簡単に紹介する。

     <講演者プロフィール>
   工学部 2年生、鉄道研究会所属。


         第2講
「小坂鉄道保存会による寝台特急あけぼの号車両保存活動と行動指針【魅せ鉄】について」
  北見 洋一 (小坂鉄道保存会・由利高原鉄道応援団東京応援部長)


かつて日本の鉄道の花形であったブルートレインを日本国内で唯一【動態保存】を行っている小坂鉄道レールパーク内で活動している小坂鉄道保存会の活動を楽しく柔らかくご紹介したいと思います。

国鉄の駅や車両で乗客を案内する看板などに使われた「すみ丸角ゴシック体」という書体のお話をします。

     <講演者プロフィール>
会社員・由利高原鉄道株式会社応援団 東京応援部長 小坂鉄道保存会 会員
1971年1月京都市東山区出身
1993年3月 東海大学文学部北欧文学科卒業(専攻は言語史(スウェーデン語))
在学中は同大学旅行研究会に所属。旅のスタイルは乗り鉄・呑み鉄・温泉巡り
(学生時代から30数年不変)
1994年12月・JR北海道深名線朱鞠内駅にて当時のJR全線走破を達成。
 
座右の銘は仕事も趣味も明るく・楽しく・元気良く。
3人の子供たちもみな成人し、現在は30数年ぶりに鉄道模型趣味に回帰。
昭和レトロな車両製作やジオラマ製作に没頭中。

         第3講
    「鉄道車両の運用について」
    橋本 淳 (鉄道友の会理事)


JR首都圏の車両運用を中心に解説します。また、再生可能エネルギーからの電気で走行する男鹿線(秋田県)の車両運用及び給電についても説明します。

     <講演者プロフィール>
1987年3月早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年4月三菱重工業(株)入社。火力発電の計装制御及び洋上風車の設計/開発業務に従事。2019年4月から(一社)日本電機工業会にて、風力発電のIEC・JIS規格の取り纏め業務に従事。鉄道友の会理事、鉄道友の会東京支部委員。
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      コーディネーター
     藤田吾郎 (芝浦工業大学)


       <プロフィール>
1997年法政大学大学院工学研究科博士課程修了。現在芝浦工業大学工学部教授,電気電子工学課程電気ロボット工学コース担当,電力システム研究室主宰。博士 (工学),第1種電気主任技術者,技術士 (電気電子部門)。1988年に鉄道友の会客車気動車研究会に入会,現在代表・会誌編集補助担当。本講座を2013年より担当。