「やさしい鉄道工学講座」

これまで芝浦工業大学地域連携・生涯学習講座で開催していた鉄道講座は,今回から電力システム研究室主催の開催となりました。内容はこれまでと変わらず,工学を中心とした内容としたオムニバス形式として,「発車メロディのシステムと歴史」「すみ丸ゴシックの時代」「鉄道の安全と新しい信号システム」の3本立てとなります。

■開催内容

(1) 日時:2025年3月15日(土) 13:30~17:00,13:00受付開始

(2) 場所:芝浦工業大学豊洲キャンパス本部棟2301教室
  ・アクセスは 豊洲キャンパス|芝浦工業大学 参照
  ・1階レストラン (銀座シシリア,Segafredo) 付近にてお待ちください。
  ・受付開始時刻になりましたら案内します。

(3) 参加費:2000円,現金にて当日徴収します。資料を配布します。

(4) 申し込み方法:下記にてお申し込みのうえ,直接ご来場ください。
   やさしい鉄道工学講座 参加申込みフォーム (申込締切期限は2025年3月8日(土))

(5) キャンセル方法:下記にてお知らせください。
   やさしい鉄道工学講座 キャンセルフォーム 

(6) 対象年齢:高校生以上を想定していますが、中学生以下の方も参加可能です。

(7) お願いしたいこと:
  今回は初めての研究室主催のため,事務手続きは極力簡素化しています。
  例えば,事前入金手続きや,当日のご案内の送付は省いています。
  申し込み・キャンセルもwebフォームのみとしました。ご了承ください。

(8) 問い合わせ先: 下記の問い合わせフォームからお願いします。
   Power system Lab (Fujita)

やむを得ない事情により中止とする場合があります。
その場合は申し込みの際に登録いただいたメールアドレスにご連絡します


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         第1講
  「発車メロディのシステムと歴史」
中崎遥翔・柳谷厚太 (芝浦工業大学鉄道研究会)

普段何気なく耳にする発車メロディ。それはいったいどのような仕組みで鳴っているのか?また、どうして導入されたのか?発車メロディのシステムと歴史を詳しく紹介する。(2023年6月の講演と一部重複する可能性があれますがご承知おきください)

     <講演者プロフィール>
システム理工学部学部生,鉄道研究会所属。

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         第2講
    「すみ丸ゴシックの時代」
  中西あきこ (文筆家・フォトライター)


国鉄の駅や車両で乗客を案内する看板などに使われた「すみ丸角ゴシック体」という書体のお話をします。

     <講演者プロフィール>
文筆家・フォトライター。鉄道友の会理事,日本サインデザイン協会会員。二松学舎大学大学院修了。著書に『サイン,小サイン,探訪記』(イカロス出版,2023年),『鉄道文字の世界 旅して見つけたレトロな書体』(天夢人,2022年),『駅の文字,電車の文字 鉄道文字の源流をたずねる』(鉄道ジャーナル社,2018年),『されど鉄道文字 駅名標から広がる世界』(同社,2016年)。時代感覚あふれる鉄道の看板や書体をたずねて取材を続けている。  

         第3講
  「鉄道の安全と新しい信号システム」
  和田洋 (鉄道友の会客車気動車研究会)


鉄道の安全の根幹となってきた信号システム。「移動閉塞方式」の導入など大きな革新期にきている現状と,未だに続く事故のワナを検証する。

     <講演者プロフィール>
団体役員。鉄道友の会客車気動車研究会会員。東京大学文学部卒。著書に『阿房列車の時代と鉄道』(交通新聞社,2014年),『客車の迷宮』(同社,2016年),『現金輸送車物語』(ネコ・パブリッシング,2016年),『スハ44系客車の履歴書』(同社,2024年)。国鉄時代の車両を中心に鉄道全般の事項を取材,当事者へのインタビューを含め,かつての鉄道を掘り起こしている。

東京メトロが丸の内線で導入したCBTCシステム(同社発表資料から引用)  
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JR東日本が埼京線で導入したATACSシステム lllllllllllllll (同社発表資料から引用)
      コーディネーター
     藤田吾郎 (芝浦工業大学)


       <プロフィール>
1997年法政大学大学院工学研究科博士課程修了。現在芝浦工業大学工学部教授,電気電子工学課程電気ロボット工学コース担当,電力システム研究室主宰。博士 (工学),第1種電気主任技術者,技術士 (電気電子部門)。1988年に鉄道友の会客車気動車研究会に入会,現在代表・会誌編集補助担当。本講座を2013年より担当。